ジョギングしながら環境問題に取り組める、そんな活動をご存じでしょうか。
いま、プロギングというスポーツが注目を浴びています。
プロギングとはジョギングしながらごみを拾うスポーツのことです。
SDGsの観点からも近年、この活動が注目を浴びています。
私は2022年の春からプロギングを始めて、現在は週1回の頻度で活動しています。
この記事ではプロギングについて説明し、その後で私が数か月取り組んで感じたことを紹介します。
この記事を読んで、プロギングに興味を持つ人が増えると嬉しく思います。
結論としてプロギングは社会貢献の観点からもスポーツの観点からも楽しくて満足度の高い活動だと感じています。
プロギングとは
プロギングとはジョギングしながらごみを拾うスポーツのことです。
スウェーデン語の「plocka upp(拾う)」と英語の「jogging(走る)」を合わせた造語であると言われています。
私は4月からこの活動を始めましたが、当初は「プロギング」という言葉をしらず、「ゴミ拾いラン」と称してランニング中にゴミ拾いを始めました。
プロギングという言葉は「ゴミ拾いラン」をツイッターに投稿する中でフォロワ―さんを通して教えてもらいました。
用意するもの
- 軍手またはトング
- ゴミ袋
やり方
やり方はすごくシンプルです。
ランニングコースを走り、ゴミを拾って、袋に入れる。
軍手とトングどちららを選ぶかは、それぞれ特性があり、自分に合った方を選ぶといいでしょう。
- 軍手のメリット :身軽に動ける。しゃがむことでフィットネス効果が高い。
- トングのメリット:腰の負担が少ない。手が汚れにくい。手で届かないゴミまで拾える。
ちなみに私はトングを使ってます。
理由は手が汚れないためです。
始めた時期も関係しますが、湿気が多い時期のお菓子の袋や空き缶は虫(ナメクジやゴキブリ、アリ)がついていることが少なくありません。
そういう系の虫はちょっと苦手なのでソーシャルディスタンスを取る意味でトングを使用しています。
一人でやるか、それともグループか
プロギングはもちろん一人でも始められますし、各地域でイベントも開催されていています。
■プロギングジャパン公式サイト:https://plogging.jp/
イベントだけでなく、認定プロギングリーダーの検定や公式グッズのショップもありますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみに私は個人でやっています。
理由は始めて間もなく、近くでイベントがないこと、コロナの影響でイベントに参加しづらい状況があるからです。
もちろん今後、タイミングが合えばイベントに参加して周りの人と交流したいと思てっています。
プロギングやってみた(5か月の取り組みと大事にしていること)
始めたきっかけ
きっかけは、ただの思い付きです。
漠然と何か人の役に立つことはないかと考えていた時に、ランニングのコース上にゴミが沢山落ちていたのを見て、走りながらゴミを拾おうと思いつきました。
少しずつでも、続ければこの道もきれいになるのではないかと思ったのがきっかけでした。
私は朝からに7~8㎞走ることが多いので、ゴミ拾いの範囲としては結構広範囲のゴミを回収できると思ったのを覚えています。
活動の頻度と時間帯
私は2022年4月から週1回ぐらいの頻度でプロギングを継続しています。
時間帯は早朝の出勤前が多いです。
やってみて思ったことは「純粋に楽しい」ということです。
そして以前より、落ちているゴミが目につくようになりました。
だから今も楽しく継続できています。
大事にしていること:ゴミ拾い?ジョギング?どっちがメインか
一般的なプロギングはゴミ拾いがメインだと思います。
だけど私の場合はジョギングがメインでついでにゴミを拾うというスタンスです。
ゴミ拾いをしていると、歩道や側溝にたまったゴミが目につきます。
でもゴミ拾いに力を入れすぎるとランニングが疎かになり、なかなか前に進みません。
どちらに重きを置くかはその人次第だと思いますが、今のところ私は走ることが第1です。
通り過ぎて気づいたゴミ、車道をはさんで対面にあるゴミ、歩道を外れて側溝や畑に落ちているゴミ
これらを全て拾っていてはキリがありません。
なので私は自分なりのルールを決めてプロギングをしています。
それは。。。
- 自分の目の前の手の届く範囲のゴミを拾う(わざわざ進路を大きく変えない)。
- 通り過ぎたゴミは今度拾う(引き返してまでは拾わない)
走るついでに街がきれいになればいいかな!くらいの気持ちでやっています。
あくまでもメインはランニング。ついでにゴミを拾うというスタンスです。
町内の人との交流
一人で行っているプロギングですが、早朝散歩している方々に声を掛けられることがあります。
「ありがとう」とか「関心ですね」と言われるとすごく嬉しくなります。
最近では近所のドラッグストアで「もしかするとゴミを拾いながら走っている方ですか?」と声を掛けられました。その方もランナーだったらしく、車でゴミを拾う私の姿を見ていたので、声をかけてくれたようでした。
そのあと、しばらくその方とお互いのランニングのことで情報交換しました。
このように一人でやっているんですが、周囲の方との少しずつ交流が生まれています。
これも継続できている理由なのかもしれません。
プロギングを継続した先に:願望を込めて
4月から始めたプロギングですが、5ヶ月経った今も継続できています。
思い付きで、始めたことですが、今は以下のことを考えながらプロギングしています。
- 私がゴミを拾うことで居住区近辺のゴミが減ったら嬉しい。
- 私がゴミを拾う姿を見て、路上にゴミを捨てる人が減ったら嬉しい。
- 私のゴミを拾う姿を見て、子どもたちがポイ捨てや環境問題に少し関心を示してくれれば嬉しい。
今のところ自分一人で楽しんでやっているのですが、自分の姿を見て他の方にも影響を与えられたら嬉しなと思っています。
そうなると結果的に多くのゴミが減ってくれるのだと思います。
まとめ
この記事ではプロギングのやり方と私の工夫や考えについて紹介しました。
最初は思い付きではじめた活動ですが、楽しくて5か月経った今でも継続できています。
そして力みすぎず「ジョギングがメインでゴミ拾いがついで」というスタンスでやっています。
これが気楽で継続できるコツなのではないかと思っています。
コメント