多良の森トレイルランニング修験者コース(40㎞)参加してきました。
昨年はフォレストコース(19㎞)でしたが、今年は倍の距離40㎞です。そして獲得標高は脅威の3400m!トレラン3戦目にして、かなりのタフなコースへの挑戦です。おまけに前日の雨でコースはぬかるみ、何度か大きく滑りました💧正直フォレストコースの3倍ハードだったと感じています。
それでも長崎の大自然を堪能できて、知り合いにも何人かお会いできた楽しい大会でした😄
また来年も参加したいです。
次に繋げるために反省も含め振り返りの記録を残していきたいと思います。
多良の森トレイルランニングの大会の概要
本大会は修験者コース(40㎞)とフォレストコース(19㎞)の2つの部門があります。今回は修験者コース(40㎞)に参加しました。
大会の概要
今年挑戦したのは修験者コース(40㎞)です。昨年参加したフォレストコースと比べると距離、標高ともにかなり難易度が上がっています。
日時 | 2024年4月7日(日) |
開催 場所 | 《スタート・フィニッシュ》野岳湖公園 ロザ・モタ広場(〒856-0002 長崎県大村市野岳町1131) |
部門 | ■修験者コース(中・上級者向け)九州屈指のアップダウンの激しいコースです。コース上には鎖場もあり、多良山系を最大限楽しめるレイアウトになっています。 ー 距離: 約40km/累積標高: 約3,400m/制限時間: 10時間30分 ■フォレストコース(初級者向け)トレイルランニングこれから始める方などの初級者向けコース多良の森ならではの景観・アップダウンを20kmで楽しめるレイアウトになっています。 ー 距離 約19km/累積標高 約1,460m/制限時間: 5時間30分 |
募集 期限 | 2024年3月9日(土) ※駐車台数の関係で早めに締切する場合があります。※入金確認後申込受付が完了します。(定員になり次第締切) |
参加費 | ■修験者コース:11,000円(22歳以下 6,000円)■フォレストコース:6,500円(22歳以下 3,000円)参加費には傷害保険料、参加賞、エイドステーション、ふるまい食を含んでいます。 |
大会のスケジュール
大会スケジュールは昨年とほぼ変わりありません。フォレストコースの制限時間が30分の延びて、5時間半になっていますが、修験者コースに関しては変わりないようです。
前日(4/6) | |
14:00~17:00 | 前日受付 |
当日(4/7) | |
5:00~6:15 | 受付(修験者コースのみ) |
6:35~6:45 | 開会式・競技説明 |
7:00~ | 修験者コーススタート |
7:15~8:15 | 受付(フォレストコース) |
8:30~8:45 | 競技説明 |
9:00~ | フォレストコーススタート |
~14:30 | フォレストコース制限時間 |
~17:30 | 修験者コース制限時間 |
移動・駐車上について
昨年は当日受付でしたが、今年は前日受付を行いました。
たまたま前日に空き時間がでできたので前日受付に行きました。修験者コースのスタートはフォレストコースより2時間早いため、おかげで当日余裕をもって会場入りできました。と言っても参加賞をもらってゼッケンをつける作業ぐらいですが、朝少しでも余裕がある方がいいので。。当日は開会式直前の6:30頃到着するように会場へ向かいました。
受付について
受付前にYAMPにトラッキングシステムを登録しているか、スタッフに確認を求められます。まだ登録していなかった私はマニュアルに沿ってその場で登録を行いました。
しかし、会場付近の携帯の電波が悪く、サイトに繋がるまでに結構時間がかかりました。
事前に登録しておくことをオススメします。
こちららがメールで送られ来る本文です。
私は読んでいませんでしたが、参加する方は事前に熟読しましょう。今回、前日受付でよかったです。当日だったたら確実に時間ロスで焦っていました。受付自体ははスマホでQLコードを読み込んでもらいスムーズに終了。
この後、少しスタッフの方と情報交換して、受付横のコーヒーをいただいて会場周辺を散策しました。すると急にポツポツ雨が降ってきました。嫌な予感。すぐに雨が強くなり、明日のレースが急に不安になってきました。この日はこのまま帰宅しましたが、雨は夜中まで降っていました。
コース・高低差について
コースマップと高低差図はHPから拝借しました。修験者コースは累積標高3,400mです。
赤色がフォレストコース、緑色が修験者コースです。
コースの紹介
スタート〜AS1金泉寺(17.2㎞)
スタート地点のロザ・モタ広場から暫くは舗装路が続きます。昨年出場した2つのレースでは追い抜き可能な序盤の舗装路でなるべく前に出ようとしました。その結果後半で足を攣る結果を招いてしまいました。そして今回は順位を気にせず、完走目的です。HR150ぐらいのペースで淡々と進みます。
4.5㎞過ぎた辺りから登山道へ入ります。私は登りが遅いようで、後ろからくる若い選手に道を譲ります。昨年同様、序盤の難所です。ふらふら登っていると10分遅れてスタートした招待選手の「川崎 雄哉」選手が早くも追いついてきました!しかも登りの登山道を一定ペースで走って行きます。少しでもトップランナーの走りを目に焼き付けたいと私もペースを上げますが、あっという間に姿が見えなくなりました。少し元気になったのも束の間、急斜面に何度も心を打ち砕かれそうになりながら、何とか郡岳山頂へたどり着きます。
ここからは下りが始まり、その先もダラダラと登り下りを繰り返すコースです。激しい登りは少なくなり、少しペースが安定します。そして下りのこの辺りでは周りに選手が近くなり何名か連なる状況になってきました。昨日の雨で下りコースで転倒が相次ぎます。ぬかるみもありますが、特に岩の上に要注意!シューズの溝に土が溜まり、これが岩の上で凄く滑ります。
修験者コースは前半がかなりきついです。私も何度もリタイヤが頭によぎります。でも時間的には余裕があるため、何とか金泉寺のエイドまでたどり着きたいと言う思いで足を前にだします。
AS1金泉寺(17.2㎞)〜AS2黒木地区砂防公園(26.7㎞)
AS1金泉寺に着くと、先についた選手達がけっこういます。私は水を補給させてもらい、おにぎり🍙をいただきました。ここにはトイレもあるので、用を足して水で顔を洗います。すっきりしたところで再出発です。
ここからしばらくは急な登りはありません。そして、22㎞あたりからAS2黒木地区砂防公園まではひたすら下りです。舗装されていたり、林道のようなところもありますが、路上に木の葉や石が散らばっていてスピード出そうにも、足元に気を使わなければいけないような路面状況でした。
それでも序盤の登りに比べたら、楽に進めます。私は下りはそこそこ速いのか、この区間で少し順位を上げることができました。
そして小さい吊り橋を渡るとAS2の砂防公園が見えてきます。
AS2黒木地区砂防公園(26.7㎞)〜ゴール(40㎞)
砂防公園を出発し、道路を少し下ると、ここから頂上まで3㎞の急な登りです。ここで走ればいいタイムがでるのでしょうが、その力は残っておらず、「来年は走って通過したい!!」という思いを胸に早歩きで通過します。周りの選手も歩いています。最初は舗装路ですが、しばらくして登山道に入ります。再び急坂です。
ここからが後半戦の一番きついところです。しかし、無理して走らなかったためか、前半よりはいくらかマシに感じます。前後の選手と少し談笑する余裕もありました。私は初参加なので、コースを詳しく知らず、いつ終わりがくるのか見当がつきません。ご一緒した選手が何度も出場しているようで、「まだまだ終わりませんよ!この登りは。」と教えてくれます。意識が飛びそうになります😨。
30㎞地点で登りが一段落し、また選手がばらけます。
まさかのコースアウト~ゴールまで
と、ここでコースを外れて進んでいることに気づきます。どう見ても獣道。人が通った形跡がみられません。急に怖くなって大きな声で他の選手を探しますが、返答はありません。何とか自力でコースに復帰しましたが、既に方向感覚がなくなっていました。どちらに進めばいいかとあたふたしていると一人の選手が追いついてきて、進む方向を教えてもらいました。恐らくコースから外れていた時間は7~8分。無事復帰できたものの、結構な不安と恐怖を感じました。迷っている間に少しコースを逆走していました。自分がどこで外れたのか、コースを注意深く観察しながら進と、明らかに左に曲がるところを右に曲がっていました。たぶんきつくて顔を下げていたので正規ルートを見落としたのでしょう。
何はともあれ、これ以降は下りに入ります。下りはスピードを上げます。登りで抜かれた選手数名に追いつきました。さっき前にいたのに何故後ろから現れるのかという顔をされてました。「コースアウト」してましたと状況を伝え、道を譲ってもらいました。慌ただしくてすみません。
本当にきついレースでしたが、ゴールが近くなると少し気持ちがあがります。かなり疲弊していますが、スタッフの方が立っていて元気がでました。無理して笑った、余裕のない顔写真が大会HPにアップされていました。
この後、舗装路に出て残り数㎞ですが、もう足は残っていません。速度を上げることもできず、引きずるようにゴールへ流れ込みます。
やっと帰ってきました。
長かった、きつかった、でも楽しかった。無事完走できて純粋に嬉しかったです。
結果(リザルト)
8時間52分28秒でフィニッシュ!
目標は完走だったので、ゴールできてホッとしています。とにかく前半がきつくてAS1(金泉寺)に着く前に何度もリタイヤが頭をよぎりました。
修験者コースの完走率は71.8%なので、なかなか過酷なレースだったことがわかります。
AS1(金泉寺) | AS2(黒木地区砂防公園) | Finish | 【総合順位】 | 【部門順位】 | |
結果 | 4時間00分21秒 | 6時間00分48秒 | 8時間52分28秒 | 49/156位 | 47/135位 |
順位も前半の1/3に入っているようでまずまずです。
感想と課題
今回は開催1ヶ月前まで修験者コース(40㎞)かフォレストコース(19㎞)どちらに参加するか迷っていました。練習不足だったので、いいタイムは期待できない。だったら長いコースを気楽に楽しもうという気持ちで修験者コースを選択しました。
いざ参加してみれば”修験者”と名の付いているだけあって、気楽とはほど遠くハードで険しい道のりでした。でも、今回はタイムをきにしていなかったので私としては珍しくレース中に写真を何枚か撮れて楽しかったです。
40㎞で3,400mの標高はなかなか経験できないコースだと思います。地元長崎でこんな素晴らしい大会が開催されることに感謝しつつ、来年はもっと練習を積んで再チャレンジしたいと思います。
レース後に食べたうどんが本当においしかったです。ごちそうさま👏
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