【2022下関海峡マラソンの振り返り】高低差のあるコースを攻略!

レース
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2022年11月6日、下関海峡マラソンに参加してきました。

下関海峡マラソンは今回で4回目の参加です。毎回、中間以降の坂道に悩まされる難易度の高いコースですがコース上の景観は素晴らしく、長崎からギリギリ日帰りで参加できることもあり今回も参加しました。

私にとって実に2年10ヶ月ぶりのリアルマラソンであり、マラソン独特の緊張感・ワクワク感、そしてちゃんと練習の成果が出せるかという不安。参加前から色んな思いが交差していました。結果的には自己ベストを更新し、無事完走することができました。

今回は下関海峡マラソンの大会の紹介と私自身の振り返りをしていきます。

下関海峡マラソン2022の概要

下関海峡マラソンはフルマラソンコースと2㎞ファンランコースの2種類の種目が設定されていますが、今回は私が出場したフルマラソンのコースを説明します。

大会概要

日時2022年11月6日(日)
種目フルマラソンコース
参加定員10,500人
制限時間6時間(途中関門11カ所)
コースオーヴィジョン海峡通り海峡メッセ下関前(スタート)→長府外浦町(折り返し)
→東大和町→彦島大橋→長州出島(折り返し)→彦島大橋東大和町→オーヴィジョン海峡通り海峡メッセ下関前(フィニッシュ)

大会スケジュール

 前日(11/5) 各種物品販売、イベント
当日(11/6)
7:30スタートブロックへの選手誘導開始
8:15スタートセレモニー
8:15ブロック閉鎖
8:30スタート
12:15表彰式
14:45閉会宣言

スタート前の準備について

当日の移動について(長崎から)

私は前泊せずに当日朝から会場入りしました。

事前に調べた長崎から下関までナビの予想時間は3時間ちょうど。8時15分にブロック閉鎖8時30分スタートなので、30分前の7時45分には会場に着きたいと思っていました。多少の遅れを考慮し4時に自宅を出発(3時起床)。早朝で車が少なかったので2回(金立SA、めかけSA)休憩しても7時15分ぐらいには会場付近へ到着しました。

交通費としては約15,000円ほどかかりました。内訳は軽自動車で大体高速道路・バイパス代(約7,500円:割引あり)、ガソリン代(7,000円)、コインパーキング(800円)です。私は職場の同僚と2人で乗り合わせていったので、実質7,500円の出費で済みました。

宿泊した方がコンディションは整うと思いますが、ギリギリ日帰りできる距離です。でも朝が弱い方は前泊をお勧めします(正直、運転は眠かったです)。

会場・駐車上について

会場はオーヴィジョン海峡通り海峡メッセ下関前です。今回から選手用無料駐車場が廃止になったので、少し離れたコインパーキングに駐車しました。7時15分頃(ブロック閉鎖1時間)には会場すぐ側の市営駐車場やコインパーキングは満車だったので、1㎞ほど離れたコインパーキングに駐車して歩いて会場入りしました。当日受付がないので特に時間的には問題なかったです。

更衣室(Sブロック)について

今回は始めてSブロックゼッケンで参加しました。条件は3時間15分以内の記録が必要です。参加申し込み時に記録の入力と後日記録賞を事務局まで郵送することが必要になります。

Sブロック選手の特権は以下の2つ

〇更衣室、貴重品預かり所が他のブロックと別に用意されている
〇スタート地点の整列が混雑していない

Sブロックの更衣室を使用するのは初めてでしたが、かなり快適でした。選手の数が制限されているのでスペースを確保できますし、暖かい。そして建物内にトイレがあるのでレース後に顔や体を拭いたり、着替えたりするのがストレスなく行えました。

※注意点としては8:15の整列に間に合わないとSブロックでも最後尾からのスタートになります。時間は守りましょう。

実は私、記録賞の郵送が遅れてしまい、期限過ぎてしまいました。遅れて郵送した後に事務局へ電話したんですが、今回は難しいという回答でした。でも、届いたゼッケンは「Sブロック」。事務局の方の対応に感謝しています。

本当にありがとうございます。おかげでPB更新できました。

コースの高低差について

前半はフラットな海沿いのコースが続き、景色もいいため気持ちよく走れます。このあたりはペースを上げすぎないように気をつけたい所です。

そして20㎞あたりから坂道が始まります。いよいよこのコースの本番といったところです。彦島トンネルの緩やかな上り坂が始まりトンネルを抜けると彦島大橋が待ち構えています。帰りもここを通るのかと思いながら下っていると長州出島大橋の手前26㎞地点で再び坂道が襲ってきます。個人的にはこのあたりからペースが落ち始めました。

コースマップの高低差図で見ると4回の上り下りがあります。心折れますよね。体感としてはずっと坂道を走っているような感覚です。折り返して2回目の彦島大橋では3時間前半のタイムの選手でも立ち止まっているランナーも多く見かけました。それだけ難所ということだと思います。ここをイーブンペースで攻略するには相当な走り込みが必要です。

私の成績

結果:ネットタイム:3時間6分00秒

   グロスタイム:3時間6分14秒(PB更新)

   これまでのPBが3時間9分59秒なので、3分45秒(約4分)記録更新しました。

タイムラップ1kmペース
5㎞地点21分11秒21分11秒4分14秒
10㎞地点42分04秒20分57秒4分11秒
15㎞地点1時間2分58秒20分53秒4分11秒
20㎞地点 1時間24分00秒20分54秒4分11秒
中間地点1時間28分57秒
25㎞地点1時間46分10秒22分10秒4分26秒
30㎞地点2時間8分52秒22分42秒4分32秒
35㎞地点2時間32分15秒23分23秒4分40秒
40㎞地点2時間56秒02秒23分47秒4分45秒
フィニッシュ3時間6分14秒10分12秒4分38秒

今回、難関コースであることはわかっていたので、サブ3は難しいと思っていました。それでも2年10ヶ月ぶりのリアル大会。コロナ前は月間走行距離150㎞でしたが、今は200㎞近く走っています。なのでPB更新を目標として挑みました。

今回の作戦前半サブ3ペースで挑み、そのペースを20㎞〜30㎞まで維持。後半足を使い果たしても、できる限り減速せず、4分30秒前後で走り、PBを更新するというものでした。

ペースを見ると実際は中間地点あたりから減速が始まっています。25㎞地点では左足が攣りそうになり、我慢して走っていましたが、30㎞手前では両足を攣りそうになっていました。心折れそうになり、あきらめかけましたが、攣ってしまっては大幅な減速になります。何とか足を攣らないように減速を最小限に抑えて前に進んでいました。

後半の坂道でできるだけ失速を少なくすることが、海峡マラソンの攻略で最も重要です!

下関海峡マラソンいつもは30㎞手前でアミノバイタルのパワージェルの配布があります。有り難いです。自分でもいくつか持って走りますが、一応30㎞で1つ増えることを計算して補給の数を調整します。途中で1つ増えるのは心強いし、その分軽くなるので、精神的にも助かります。

そして、最後の登りを終え、下りきったのが38㎞地点。この時点でPB更新の可能性が高いと感じた私は感極まって涙があふれていました。約3年間ぶりにレースにでた喜びと、諦めずに練習を重ねてきたこれまでの情景が頭に浮かび、必死で涙を抑えながらゴールに向かいます。途中、涙をこらえていたので変な声が出てたと思います。周りの選手には気持ち悪い思いをさせました。

ゴールに近づくと沿道の応援の数も増え、自然と足も軽くなります。少しでもタイムを縮めたいと残りの力を振り絞ります。ゴール前の写真を意識して両腕でガッツポーズしながらのゴール!!見事、PBを更新することができました。

最後に:走って感じたこと

今回はいつもより早い段階で足を攣りそうになり、それがゴールまで続きました。いままでよりも速いペースだったためか、坂道のせいか、それとも20㎞以上のロングを練習で走っていないからか、要因はいくつか思い浮かびます。次は2月の別府大分毎日マラソンです。ここでサブ3を達成できるように、また鍛えていきます。

最後にTwitterで交流のあるミジンコさんとお会いして写真を撮りました。お互い本大会でPBを更新しました。こういう交流ができる所もリアルマラソンのいいところです。写真使わせてもらいます。

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